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こんばんは。田畑です。ラスト日記ですね。
今まで四半世紀の長きに渡り執筆活動を続けてきましたが今回で最後になります。今までご愛読いただいた数多くのファンの皆様のおかげで先日ついにONE PIECEの発行部数を抜き芥川賞を受賞することができました。私の作品を読んでいただいた方からは涙と笑いとしゃっくりが止まらなかったというお声もいただき、そのエールを糧に今まで続けることができました。心より感謝申し上げます。安寧。
というわけでラスト日記で盛大に滑るという斬新なスタイルで書かせていただいてます。実際はみんなに感動を与えるようなことは書いてませんが、毎回僕なりに伝えたいことをちゃんと書いてきたつもりです。これがラストかと思うと感慨深い。
今日のメニューです。
W-up 200*1 ch 4’
100*3 ch 25nobreath streamline 2’10
50*4 ch 15QAP, 25H / t 1’20
Rest
Pull 200*3 EN1 smooth 3’20
Rest
Kick 100*4 EN1 smooth 1’50
Rest
dive 15*2 EN3 15hard
loosen 100*1
drill 50*6 ch 1’10
rest
swim 50*4 EN2 form 1’
down 100*5
昨日耐乳酸してからの、今日はリカバリーでした。練習もあと5回しかないですが新しい気づきがあって面白いです。ですがもうあと一試合しかなく、タイムを伸ばす機会がそれしかないという事実に悲しくなります。いまだに引退するのが信じられないです。
ラスト日記。僕は日記を書く回数も多かったし、合同ミーティングなどで日頃から考えを発信することが多かったのでみんなに伝えたいことは結構伝えました。何を書こうか迷ったのですが、京大水泳部で過ごす中で衝撃的だったことをいくつか書いていこうと思います。
一つ目は佐藤開一。あのガタイ。あの速さ。あの独自の世界観をもった笑い。確かにそれらも十分に衝撃だったのですが、僕が一番衝撃的だったのが開一の言葉。「自分のせいだからどうこう言えないわ。」入部当初けっこうこの言葉を言っていたと思います。いや、僕が入部当初しょーみって連呼していた裏で開一はこれ言ってました。その言葉の裏にある姿勢、自分が思うようにいかないことがあってもそれを周りのせいにせず、自分がどうすべきだったのかを考える姿勢を見てこいつみたいになりたいと思いました。あいつのその姿勢は際立って謙虚なものでした。高校時代までの僕は言い訳したり、周りの環境のせいにしたりする癖がありました。周りにもそういう人がいました(もちろん尚輝と八舟はそんなこと無かった)。だから開一を見て、この姿勢は真似なければならないと強く思いました。すると結構楽になったんですね。自分の不遇を嘆くより(大げさですね(笑))、自分が何ができるか考えまくる。自分がこうしていればもう少しよい結果になっていたかもしれない。だから自分のせい。そう考えると、どーにかできたことやん、自分の頑張り次第で次から良くなるわって思えて楽になりました。もちろん自分に責任があり、自分が良くない行動をとったことを素直に認めなければならないのでその分苦しいですが、それでも周りのせいにしてばかりの状況よりはマシでした。もう気づいてる人もいると思いますが、僕が合同ミーティングで話したcircle of influenceとcircle of concernの話はこのことに影響された面が少なからずあります。
というわけで僕が水泳部に入って一番最初に他人から吸収したのは開一の謙虚な姿勢です。まあ最近開一は自分で自分のこと腰が低いとか謙虚とか言ってて全然謙虚じゃありませんが。
衝撃だったことその2。1回生のときに当時4回生の藤井亮輔先輩が引退挨拶でおっしゃっていた言葉、「そんなんだからお前らレギュラーじゃないんだよ」って言葉。遅いのに練習休んだり、泳ぎについて人に教えを乞うことをしなかったり、他にも色々と当時の非レギュラー陣のダメなところを指摘してもらいました。その中で「田畑は今の4回生が抜けたら自動的に3番手に入れるけど、どうせ速い一回生が入ってくるし今のままじゃレギュラーなんてとれない」と、わざわざ僕の名前を出して鼓舞してくださいました。そのときは耳が痛いし悔しいしで心の中ぐちゃぐちゃでしたが(笑)、今は引退挨拶という花道で心を鬼にして後輩に対して厳しい言葉をかけてくれたことに感謝してやみません。それからはことあるごとに「こんな行動してるからレギュラーじゃないんだ」と自分に言うようになりました。これはレギュラーじゃなくても言えます。「こんなんだから点数とれないんだ、遅いんだ」って。最後の一年、ここ甘かったな。4回生になってなまじ経験を積んで正しいスタイル・やり方みたいなんを理解したつもりでいて。そのスタイルの中でしか頑張れてなかった気がする。前のシーズンにタイム伸びたからこのやり方でやるんやって。色んな先輩が「4回生になったら変なこだわりが出てくるよ」って言ってたのに。自分が遅いスイマーであることをもっと痛切に自覚すべきでした。もっともっと貪欲にフォームだけでなく自分自身を変えようとすべきでした。恥ずかしい。
ここでの反省はこれまで。切り替えます。
水泳部で過ごす中で嬉しいことを書きます。みんなが水泳が楽しくて、好きで、かつ京大水泳部が好きだって思っているのが伝わってくる瞬間です。主将としてめちゃ嬉しいです。僕自身ここに入部してから水泳の本当の楽しさを知ったと思っています。水泳部のメンバーにそれを教えてもらいました。このごろはマネさんも楽しそうにしてくれていてほんま嬉しいです。マネージャーは他人のために動く、という要素が強いので自分がしんどいときに頑張るモチベーションが湧きにくいかな…と勝手に想像したりしたのですが、今日ひなちゃんが「部活に来たら元気でるし、テスト勉強よりも部活に時間割いてしまう」って言ってて思わず笑顔になりました。3回生がちゃんとマネージャー大切にしてるからかな。イジりすぎやとは思うけど笑。マネージャーさんには何度も励まされました。今シーズン全く奮わない僕でしたが、かなやんと森ちゃんは毎度毎度「次は出ますよ!」って励ましてくれたり、あやのちゃんの「たばてぃがベスト出るときは楽しそうに水泳してるとき」っていう個票の言葉にハッとさせられたり(本人曰くテキトーに書いたらしいですが笑)、マネさんの言動に救われながらここまで来ました。マネさんは人の心を理解し、言葉をかけてあげる能力という面ですごい力をもっていると感じました。選手ももっとそういうとこマネさん見習おう。
こうして色んな人に応援されながら水泳をできた喜びが今になって溢れてきます。関カレでもあんなに多くのOBさん方が都合をつけて応援に来てくださいました。色んな方に頑張れって声をかけていただきました。それに報いるためにも全国公、ベストで終わりたいと思います。笑顔で個票とりにいきます。その上で色んな人にありがとうございましたと言いたいです。
同回生のラストレースは元応援隊長として僕が応援したいと思います。現隊長の遼平からは許可もらいました。最後のワガママということで。
最後に後輩たちへ一言。来年の関カレは絶対に目標を達成してください。今年の悔しい思いを余すことなく来年にぶつけてください。僕にはもう関カレはありません。僕は関カレでの悔しさを一生忘れられずにこの先生きていくことになります。後輩たちにはこんな思いはしてほしくありません。
以上です!
写真はゾンタックでの一枚。孫がいないのが残念。同期のみんなとは本当に楽しませてもらいました。よき友に感謝。安寧。からのanswer。
実は田畑さんがかけてくれた言葉のおかげで、私は今も部活続けてます(笑)すごい先輩です〜!
笑顔で個票取りに来てくれるの楽しみにしてますo(^▽^)o
昔、一回生の天スプで寿起と僕だけベスト出なかったときに、俺らこのままじゃあかん次こそベスト出すぞって言って次の日からより一層練習に励んだのも覚えています。水泳にかける想いも熱いからこそ、寿起のベストは勇気づけられます。
全国公、ベストで締め括ろう!
考え方自体に芯が通ってて話してても「漢らしいな」って思ったのは京大では田畑だけです。覚えてる限り。笑
法学部という深淵に産まれ、ともに四年間六法全書を枕にして死んだ顔しながら勉強したのも今思うといい思い出
ラストレースは大ベスト!出るよ!
もちろん盛り師の姿は一生涯忘れません。
やったろう。