8月2日（土）Goal Set !!!

お待たせ致しました。4回生北澤がラスト日記をお送りします。

流石に長いです。最後まで辿り着けるでしょうかっ？？？
途中で眠くなったらごめんよ。

土曜日のメニューは題の通りです。これも人生最後のメニューでした。
最近体の動きが良くないですが全国公まであとすこし。できるだけ最高の状態に持っていきますよ。わっしょい！！


さて、まずは。皆さん関西学生選手権お疲れ様でした。
チームとしては二部降格となり非常に悔しい結果になりましたね。
そして僕個人としてもベストが出せず悔しい大会となりました。
心も体も準備していたはずなのに、絶対ベスト出ると思ったのに、最後の関カレなのに。
と言っても僕にはもうほとんど時間がなく、数日後には引退してしまいます。
「この悔しさをバネにしてこれからの練習もっと頑張るぞ！！」
なんてことも言えません。
でも3回生以下の君達にはまた次の関カレまでの1年という猶予が与えられたのです。
時間があるというのは素晴らしいことです。有限であれ1年というのは心身ともに変化させるには十分な時間だと思います。
どうかみんな強くなってください。


などと締めっぽいことを言いましたがまだまだ続きまーす。

関カレは僕にとって別の意味でも最後の大会でした。
学連です。正式名称は日本水泳連盟関西支部学生委員会でしたかね。
学連は関カレの2日目を最後に代替わりとなります。3日目はほぼ下の回生のみで運営します。
つまりこれからは翔大の代が試合を作っていくのです。
頑張ってね翔大。ファイツ！！

今年は七大戦の主幹が京大ということで大会運営をしましたね。皆さんにも多少学連のしていることがどういうものが分かったかなと思います。せっかくの機会なので学連のことをもう少し詳しく話したいと思います。

学連の役職には会場、受付、記録、通告、招集、機械操作、そして折り返しがあります。これは大会当日のみ与えられるポジションで最上回生の幹部にはさらに委員長・副委員長や会計、総務、情報などの役職が追加されます。（なんか忘れてるかも）
こう見ると幹部の役職は水泳部の役職と似ていますね笑

僕はわがままを言わせてもらって折り返しのパート長だけをやっていました。中には兼任してくれる人もいて本当に助かりました。

というか僕はここまで学連を続けるつもりなかったんですよね。
3回生の夏で完全に辞めるつもりでしました。中々チームに戻れないし、声だして応援出来ないし、折り返しで水かかりまくりやし。
しかして去年の夏季公認が終わった後のミーティング。他のメンバーから伝わる残ってくれ残ってくれという雰囲気に耐えきれず引退まで続けることを決めました。
正直3年目までくると辞めるのは厳しいと思います。なので後輩にはもし辞めるんなら2回の何処かしらでひっそりとフェードアウトすることを勧めておきます。けどなるべくやって欲しいかな笑

残った理由としてはメンバーが良かったのが大きいです。それまであまり話したことが無かった人もいたけど意外と打ち解けられて、こいつらとなら頑張れそうかなって思いました。
この1年かけてそれなりに仲良くなりました。多分笑。
選手としてだけでは到底できない経験がいっぱいできたし、楽しい仲間、面白い後輩もいっぱいできたし学連やってて良かったなとしみじみ思います。結果論ですが。。

しかし僕が一番言いたいことはそんなことではなくて

「学連なくして試合なし」

ということです。
関カレはもちろんのこと夏季公認や春季室内などの大学生のみが出場できる試合は全て学連が主催、運営しています。水泳連盟の先生方にも手伝って頂きますが基本的に試合を動かしているのは大会の主役たる大学生自身なのです。
メンバーの殆どは選手です。中にはマネージャーもいます。
彼らは試合運営のため色々動いています。折り返しに限って言えばスタート台を設置したり、タッチ板入れたり、イスとカゴを置いたり。
新しい会場になると何度も下見に行くこともあります。
特に委員長は激務だと思います。凄いです。すれ違う度に敬礼してあげて欲しいくらいです。
他にもたくさんやっていることがあります。皆の知らないところでの学連の働きがあるからこそ泳ぐことができるのです。それをぜひ覚えていて欲しいと思います。

別に恩を売っている訳ではないです。仕事なんですから。
けど学連に対してありがとうという気持ちを少しでも持っていてくれたらなと思います。
特に今やってくれている翔大・大川・竹政には会った時、「お疲れ様」とか「いつもありがとう！」とか声を掛けてあげてやってください。普段チームから離れている分、仲間からの声には勇気付けられるものがあります。
これは僕からのささやかなお願いです。

学連の話は終わりです。ずっと何処かで書きたかったんですが最後にして伝えられて良かったです。


終わりましたが

まだまだ続くぞえええええ

ラストなのでまだまだ書きます。お許しくだしあ。


ここからは僕自身と水泳の話です。やっとですわ。
まず水泳部に入った理由から。

「京大で水泳がしたかったから」

以上です。

実は僕、小学校の時は踏水会に通っていました。小5まで準選手コースみたいなところで週三回楽しく泳いでおりました。しかし小6になり中学受験を決意。選手コースに誘われもしましたが受験を取りました。目指すは勿論25m温水プールに電光掲示板を有する名門らく○い中学校。
中高で水泳するにはここしかねぇ！！しかしあえなく不合格。
結局別の男子校へと進学することに。
女子もプールもなく悲しい学生生活を送っていた私は大学に入ったら絶対に水泳部に入る！！と決めていました。中1から決めてました。ついでに京大もこの頃決めてました。
因みに中２から高１の間も小５までいたコースで泳いでました。１００ｍまでしかハードしたことなかったです笑

そして希望通り京大に合格し、迷いなく水泳部に入部しました。ついに憧れの水泳部生活が幕を開けたのです。
そこからは新しいことの連続でした。沢山先輩がいて(中高と先輩後輩の繋がりが薄い生活をしてたので新鮮でした)、ジャージとか色々必要な物があったり、レギュラーなるものがあったり、ただ泳ぐだけの部活ではないんや！と驚きました。
一回生の中では珍しく篠山合宿にも参加して練習の厳しさを思い知りました。（実は数少ない全合宿コンプリート面）
とにかくあれだけずっと思い焦がれてきた部活で水泳をするということが叶えられて僕は幸せでした。
しかし、僕に新たな意識が芽生えます。
その年の関カレ。チームは1部昇格を目指して必死に戦っていました。
先輩や同回生が活躍する姿を見て僕は衝撃を受けました。そして

「なぜ俺はあの舞台にいないのか」

と強く思いました。
それから本格的にレギュラーを獲ることを意識して練習し始めました。
速くなるために一番手っ取り早い方法はサイクルを上げること。
速い人と同じ練習しなきゃ速くなれない。Aで泳がなければ。
11月にはBで泳ぐことは当たり前、たまにAに挑戦するようになって二回生開始時点ではほぼAで泳ぐようになってたと思います。
そして本気でレギュラー獲ろうと臨んだ2012年シーズン。
関西一と岳黒斗に僅かの差でレギュラーを奪われてしまいました。
ああ、また泳げないのか。そりゃあショックでしたが自分に出来るのは練習頑張ることぐらい。来年レギュラーで泳ぐことを信じて強化練をとにかく頑張りました。そのお陰あってか結構伸びて去年、今年とレギュラーになることが出来ました。

が、所詮はここ止まりです。
レギュラーで泳いではい終わり。

正直言って僕は意識高いフリしてもの凄く意識が低かったのではないかと思います。
毎朝の練習さえ頑張ればいい。そんな気持ちが意識の根底にあったのでしょう。
だからウェイトなどの筋トレも積極的にできず、頼りになる先輩、同回生、後輩がいるのに大して質問しなかったり、練習メニューやフォームについてより深く考えることが出来なかったのでしょう。
今にして思えばこんなことは速さを求める選手にとっては出来て当然のことですよね。しかし僕には出来てなかった。本当に恥ずかしいことです。
京大水泳部は本当にいい環境が揃っているのに勿体無いことをしました。

思うに速い人とというのは皆それなりに水泳に対して哲学なり矜恃を持っていると思います。健や開一とかの話を聞いてて強く感じました。本当に水泳に対して深く考えているのだなぁと。
口ではもっと速くなりたい、インカレに行ってみたいと言いながらも、根本にある泳げればいいかという気持ちから抜け出すことができませんでした。結局僕は半端なところで満足してしまった。

部員の水泳への考えはそれぞれやと思いますが、尚輝や開一のように活躍したいと考えるなら水泳を普段の生活にもっと落とし込んで行って下さい。練習の時以外だから出来ることが沢山あるはずです。
そして水泳に対して強いこだわりを持って下さい。
自分の根本にある意識とは何なのか今一度問いかけてみてください。
水泳への気持ちを支えるものが何なのかを。

これは僕があまり出来なかったこと。すべきだったことです。
でも、こんな僕でも200Fr2分2秒くらいまでは伸ばせました。(最近は4秒しかでないけど(ーー;))
レギュラー獲れました。
Aで泳げるようになりました。

だから出来ないわけないんですよ。今は俺より遅い君らでも。
今年の一回生はほぼ経験者で当時の俺よりもよっぽど速い人たちです。
磨けば光る原石ばっかりです。とっとと俺の記録なんか抜いて(なんか嫌やけど笑)レースでもチームに貢献できるようになって下さい。当然2，3回生もですよーー。

メンタル面のことを結構言いましたが、練習頑張ることが一番大事です。Ａで泳ぐことがレギュラーの最低条件だと思って下さいね。

さてさて大体言いたいことは言えたかなぁ～。

ラスト日記もラストにさしかかりますよおおおお


入部から引退までってこんなあっという間なんですね。
この歳になって水泳出来ているのも有り難いことです。
ここまで水泳続けられたのは何てったって家族の支援があったからだし。毎朝、早いのに文句言いながらもご飯とか持たせてくれた。試合の時は頑張りや！と送り出してくれた。
感謝しかないです。(おや、目から汗が)

練習の時、ハードで競ってくれたみんな。ありがとう。
特に既出のけいごとがくとは何回も隣泳いだよな。ありがとう。楽しかったぜ。

いつも上でタイムとってくれるマネージャー。ありがとう。
雨の日も風の日も猛暑の日も極寒の日も。他大では1，2人しかいないって所もあるのにうちは本当に恵まれています。あなた達のおかげでいい練習が出来ています。

というか部員全員にありがとう！！！京大水泳部に入ってくれてありがとう！！！レースの時応援してくれてありがとう！！！

もう完全引退っぽいけどまだ全国公残ってますね笑
恐らく人生最終レース、良いものします。
院試は知りません笑

もうあとは水泳部に対する純粋な気持ち。
この3年半本当に楽しかった。
こんな充実した学生生活送れるとは思わなかった。
こんな一杯あだ名が付くとは思わなかった笑。
もうホントに水泳部に入って良かった。
しかも京大で良かった。
この同期で良かった。
素晴らしい先輩、後輩に出会えて良かった。

そして

水泳に出会えて良かった！！！！！







ではいきますか。

最後の…











GO！！！京大！！！