新入生へ５

　石井です。自分は部内で泳ぐのがとても遅く、未だにメニューの下のサイクルについていけないことも多々ありますが、なんとか乗り切っています。
　僕は高校から部活で水泳を始めており、大学でも水泳をやろうかそれとも新しいこととしてfencingをしようか非常に迷っておりました。途中馬術部やヨット部に入ろうかとも思いました。しかし、体育館の裏手にある５０ｍプールをみると、「もしほかの部活に入ったら、ここで水泳ができなくなるなあ、、、」と打ちひしがれた気分になり、5~7月中迷いに迷った挙句、夏の暑さもあってか（僕は超暑がりなので、真夏の体育館で分厚い防具を着てfencingをすることに懐疑の念を抱きだしました。）、7/9 に「迷っているだけでは何も始まらない」ことにようやく気付いて、水泳部入部を決意しました。18歳の夏です。

　それ以降は僕の第3の人生が始まった気がします。1日1日が非常に充実しています。もっと早くに決断しておけばと思いました。周りには水泳に対し燃えんばかりの情熱を持った人がたくさんいて、お互いに切磋琢磨しています。サークルのような中途半端な空気は一切ありません。練習がきつい時もありますが、試合で結果を出すという共通の目標のもと、みんな必死で頑張っています。このため部員間の絆も強いです。水泳部で得るものは、一生の財産になると思います。一つの物事に、自分を偽ることなく真剣に打ち込むことは、自分をこの上なく成長させることだと思います。水泳部、いいところです。

　長々と書きましたが、新入生の皆さんは京大に合格して、受験勉強から解放されてホッとしていることでしょう。しかし、大学に入ることは、最高の環境を得たこと、いわばスタート台に立ったことであり、決してゴールにたどり着いたのではありません。あなたがたは高校までにはなかった、「自由」というものが与えられました。しかし、この意味をはき違えて、とかく楽な方向へ進みがちですが、それは間違いです。そのことをちゃんと自覚してほしいです。代わりに落ちた人々にも失礼です。最高の環境の下ちゃんと勉強してください。洞窟物語学校でしないでください。将来のために、、、
　その上で、部活動を行うことはあなた方にとってプラスとなることが多いでしょう。勉強はしなければなりませんが、この4年間はこの上なく貴重な4年間です。無駄にしてはいけません。ある本には、
「君の1日は、老人の10年よりも貴重である。
　君の1日は、3年後の1年より貴重である。
　今日の1時間は、明日の1日より貴重である。」
とありましたが、これはなかなか真理を突いていると思います。この4年間、楽をせず、全力で打ち込めるものを見つけてほしいと思います。これは後の将来にも必ずや役立つと思います。僕は水泳部員なので、水泳を勧めますが、興味のある方は4/6のBBQや練習などに気軽に来てみてください。迷って行動を起こすのをためらってばかりいては何も生まれないですよ。B'z「純情ACTION」の歌詞にも、
♪じっとしているだけならそれも大きな罪　言葉一つでしぼみかけた愛情も膨らむ
　遠回りしないで　ACTION
とありますので。今一度、水泳部に興味をもたれた方はACTIONしてください。
　ではつぎ卓哉よろしく。