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更新が遅くなりました。4回生の川北です。ついにラスト日記です。
とりあえず、昨日の練習についてです
Main=Broken
でした。
全国公前最後の全体練習ということで、RPの確認をおこないました。
今シーズンはSPMLともにBrokenを試合前の大事な時期にやってもらうことが多かったと思います。Brokenをやることでレースプランやレースのきつさを再現できるので、大会前にもってこいの練習です。レースを意識した練習なので何も言われずともテンポやらストローク数、flyやfrの人は呼吸のタイミングなどどこまでレースの再現ができるのか、あるいはできたかを確かめられたでしょうか。
今週は姿勢の矯正やボディーポジションを矯正するメニューも組み込んでいたのでそのおかげで心なしか練習のタイムも上がってきました。ずっと調子悪かったんですけどね。
京大プールに移ってから一番調子がいいかもしれないです。不調の時こそ自分を信じる。これ大事。
練習に関してはここまで。練習も残すところ三回、集中していきましょう。
先に質問にあったメニュー係のことについても書いておきます。書くつもりあんまりなかったけど。
僕が初めてメニュー作ったのは1回の冬でした。ある日突然開一さんから、メニュー3つくらい作ってという指令が来ました。そのときは全然知識なんてなかったですが、あれこれ考えて頑張って作ったら採用されて、その後優さん、開一さん、尚輝さんといった錚々たるメンバーが集まって行われたメニュー会議みたいなものにも呼んでもらいました。
自分の知らないことばかりでしたが、最上回生まで続けてたらメニュー作りたいな~とこれがきっかけで思いはじめ、他大のブログ見たり本読んだり論文読んだりして少しずつですが、勉強してました。コツコツは勝つコツ。
時は流れ、最上回生になって作ることになったんですが、想像の10倍くらいは大変でした笑
多分森林じゃなかったら最後までできてないです。笑
オフ中に年間計画決めて、高強度トレーニングをメインに、っていう方針はできてたんですけど、不安で不安でしょうがなかった。時間がいくらあっても足りないし。
とにかくメニュー作るうえで大事にしていたこと、軸にしていたことは、
『目的もなくただ泳ぐだけのメニューは作らない。』
ということです。
単調なメニューだと泳いでてつまらないし(それでも考えてできる人ももちろんいて、そういう人はぐんぐん速くなるし、速い人ほどそれができているイメージがありますが)、常に頭使って考えて、工夫して練習に取り組んでもらいたかった。
つまり、具体的に何を考え、どう工夫して泳げばいいかをなるべく指示するようにした。といえばわかりやすいかもしれないですね。それがよかったのかどうかわかりませんが。
あと、僕のメニューで一番の特徴は、練習強度のカテゴリー分けをしなかったことですかね。EN~やらAN~やら。int~やら。これはシーズン始まって少したってから方針転換しました。
これには深い理由があるんですが、簡単に説明すると、一概に分類分けはできないなと考えたからです。この辺のことはすごく難しかった。もっと詳しく知りたい人は聞いてくれれば教えます。
その代わりにsmooth,moderate,hard,fast…といった頑張り具合の指標を添えていたと思います。
大事にしてほしかったのはその頑張り具合の指標をもとに、いかに頑張れるか、という点です。
練習タイムとかのデータを取ってもらっていたのは、分析のためというのはもちろんのこと、その頑張り具合でどの程度タイムがついてきてるか、練習の到達度というか、それを知ることにもつながるからです。タイムを見るだけで皆の疲労具合もある程度把握できます(つもり)。
目の前の練習に全力で取り組む、そんな姿勢を見せてくれた人は自然に結果がついてきていたと思います。
大会でみんながベストだしてきてくれる瞬間が僕にとっては最高に嬉しい瞬間でした。
メニュー作成者冥利に尽きるというか。自分が他の人にとって1%でも力になれていると思えること(思い込んでるだけかも笑)が頑張ろうと思える根源でした。正直自分がベスト出すことよりよっぽどうれしかった。
一番うれしかったのはじゅんじゅんの100Frインカレ切り。他にも鮎子の生涯ベスト、かことん二人の全国公個人切り。もちろんそのほかにも挙げればきりがありません。
一方で苦しいシーズンになった人もいたと思います。もっと速くなれる人が速くなれないのは、その人自身にも問題があるとは思いますが、やはりメニューにも多少の原因があります。それに関しては完全に僕の力不足です。申し訳ない。特に来シーズンがない同期がなかなか伸び悩んだのは悔しかったです。水泳の難しさを痛感しました。
来シーズンはまた違ったやり方するみたいですけど、少なくとも僕なんかよりよっぽどすごい選手がメ
ニュー作るんだし、大丈夫でしょう。
大切なのは信じること。自分のこともそうだし、メニュー作ってくれてる人のことも。双方向の信頼関係が成り立てば自然といい雰囲気になっていくと思います。
メニュー作成に関する思いも書こうとしたら延々と書き続けられますがこの辺にしておきます。
とにかく一年間大した選手でもない僕のメニューについてきてくれたみんなには感謝してます。あとメニュー係を一任してくれた雄二にも。
来年以降も頑張って。期待しています。
さて、本当に書きたいことはここからです(すでに長いですが笑)。
ご存知の人もいると思いますが、僕は2回の夏からほぼ速くなってません。これは純粋に自分の努力不足です。そんな人間なので、競泳に対する取り組みとかを伝えても説得力に欠けると思うので、三年半水泳部で過ごしてきて、僕が考えてきたことのうちの1つについて書こうと思います。
僕は『チーム』ってなんだ?という問いを自分の中に常に持ち続けてきました。
別に京大水泳部というチームのことだけではないです。
1回生の時の全国公が終わって啓太郎さんの代になってからです。
このころ、同期が次々やめていきました。
お前たちとはやっていけない、他にやりたいことがある、、、
理由はたくさんありました。きっと僕もその理由の一因になってしまっていたこともあると思います。やめようと思っている人と話をしているとどんどん同期やチームの悪いところが目に入るようになり、そういうバイアスでしかチームを見られなくなってしまったこともありました。
同期が辞めていくことを止められず、自分の不甲斐なさに泣きながら先輩に話したこともありました。
『チーム』てなんだ?
野球とかサッカーとかチームスポーツの競技ではない競泳というスポーツでこの問いに答えを見つけるのは至難でした。
それでもいろんな人と話していく中で、つい最近、僕なりに結論がでました。
チーム=一人一人がそれぞれ自分の力を最大限に発揮できる場
要するに、全員の個性が最大限に引き出せる場。
for the teamの精神を持てること。自分らしさを見せられる場。
いろいろ意見があっていいし、時にはぶつかることもあるでしょう。好き嫌いがあってもいいと思います。ただ、一人一人の個を互いに尊重できるような人間の集まりがいいチームということなのではないでしょうか。この考えが自分の中に生まれてからは練習来ない人もそれがその人にとってのベストなんだろうと思えるようになりました。もちろんそれが僕には最善だとは思えませんが。
要するに言いたいことはチームメイトと、チームメイトと過ごせる今を大事にしてください。ってこと。そうすることで自ずといいチームになっていくと思います。もうちょっと早くこの結論が出せていれば、もう少しチームに貢献できていたのかなと少しの後悔があります。
それでも、
今年は競泳も水球も掲げた目標を達成することができました。
水球の試合は見れませんでしたが、少なくとも関カレではチームが一つになった瞬間がありました。その瞬間、興奮して鳥肌が止まらなかった。
目標を達成した時の喜びを僕はラストイヤーにして初めて体験できました。多分一生忘れないと思います。
後輩のみんなは来年以降もそれを体験できるチャンスがあるわけです。
貪欲に上を目指してやっていってほしい。限界には限界はない!!
この3年半は本当に何度も何度も悩んで、叱られて、悔しくて、泣いて、つらくて、しんどくて。
好きだったはずの水泳が嫌いになってしまったこともありました。水球面に本気で移動しようとしたこともありました。何度もやめようと思いました。
体育会の部活である以上ある程度の結果を残さなくてはいけない、という使命があるなか、大した結果を残せなかったのは恥ずべきことだと思います。
それでも三年半を振り返ったとき、今思うことは、京大水泳部に入ってよかった。ということです。心の底からこう思えることができるのも雄二雄平を中心に今年一年みんなで作り上げてきたこのチームのおかげです。
最後に、
この1年間、最高の思い出を一緒に作り上げてくれた同期、後輩。
時に厳しく、時にやさしく常に正しい方向に導いてくれた先輩。
関わりのあった他大学の方々。
いつもかまってくれた古市さん、ちゃろすさんご夫妻。
3年半でたくさんの人と出会い、一人の人間として成長することができました。
月並みですが、感謝しかありません。ありがとうございました。
長くなりましたが、
22年間の水泳人生のラストレース。
全国公、頑張ります!!
あとちょっとだけ、よろしくお願いします。
P.S 最後の写真のコーナー
二年前の流しそうめん
1回の関チャの宿にて
バック面の憧れの先輩たちと(入部前)
まとまりもなくただつらつら書いただけですが、何かくみ取って参考になることがあったら書いた意味があるのかなと思います。では。
月曜は市川です。院試も終わってきっと素晴らしい日記を書いてくれることでしょう。
2017 京都大学体育会水泳部 湧昇
私もぎーたさんみたいな最上回生になりたいです。
競技進行順の関係でぎーたさんのレースを上から応援できたことは少ないですが、ラストレースも(たぶん)招集所からめっちゃ応援してます。目に焼き付けます!!楽しんでください!
でも2回生、3回生の少し思い切って絡んでみたり、ぎーたさんの部活に対する姿勢を見たりしているうちに、オンとオフのギャップだったり、奇想天外なところだったり、人のことを凄く真面目に考えてくれるところだったり、大事な時に欲しい言葉をかけてくれることであったり、数多くの発見があって、凄い好きな先輩の1人になりました。ありがとうございました。
本当にギータさんには感謝してもし切れません。
泳ぎのアドバイスとかもそうですが、何より水泳への姿勢・取組み方で学ぶところが多々ありました。
その背中を追いかけ、追い抜こうと思いますので、見ててください!
全国公まであと少し頑張っていきましょう!!
僕より確実に考えてるんだなということが伝わってきました。ギータのメニューを参考に練習を作ったことを もあります。笑
ラストレース、ギータのベストが見たいですね。
報われてほしい、っていうと少し違うというか上から目線っぽくて嫌なんだけど、間違いなく部内で最も頑張ってきたひとりだと思うから、ベストが出ないはずがないと思っています。僕のドライも誰より真剣に取り組んでくれて本当に嬉しかった。
全国公、マジで応援してる。
ぎーたさんに出会えたことで僕の水泳に対する考え方が広がったといって間違いありません。色々影響を受けたことも多いです。僕もぎーたさんのようなメニュー係になれるようもっともっと勉強して努力していくつもりです。
今まで本当にありがとうございました。
ラストレースがんばって下さい!!
お話ししてくださった4回生のこととか、悩みを数多く抱えている僕にとっては印象深かったですし、たいへんありがたかったです。けんたろうさんに救われました。
僕もけんたろうさんのように後輩に思いを伝えられるような先輩になりたいです。
大本里佳と結婚できるといいですね笑
魚釣りいきましょう!